治療した歯を出来るだけ長持ちさせるためには - 岡田歯科医院

健康通信

【むし歯のはてな】

治療した歯を出来るだけ長持ちさせるためには

前回は「歯のかぶせ物が痛くなるのはなぜ?」というお話で治療した歯が再び痛み出す原因についてお話しましたが、今回はこの治療した歯がどれくらい健康な歯でいられるのか、どうすれば出来るだけ長く健康な状態を保つことが出来るのかをお話していきたいと思います。

毎日の丁寧な歯磨きや口腔ケアなしではどんな歯でも悪くなる!

痛む歯を治療したからといってその歯が一生健康は歯でいられるということはありません。治療したからといって歯磨きもせずに口腔環境の悪いままでいるとまたむし歯になってしまいます。これは治療後の歯だけではなく健康な歯でも同じです。

まずは大前提として知っておくべきことは健康な歯も治療した歯も毎日しっかりと丁寧な歯磨きを心がけ口腔ケアをしていく必要があるということです。この毎日の心がけが健康な状態を長続きさせる秘訣です。何もせずにずっと健康でいられる歯はないのです。

しかし、どれだけケアを行っていても歯は一生物ではありませんし、特に一度治療した歯がむし歯になり痛み出すということも良くあります。それでは一度詰めたり、被せたりの治療した歯はどれくらい持つのでしょう。

治療した歯は保険適応でも自費でも一生物ではないんです

保険適応の歯より自費治療の歯のほうが若干長持ちというところはあります。この長持ちというのは歯が壊れたりしないということではなく審美的(歯のきれいさ)な要素が多く、歯のもち自体は保険でも自費治療でも擦り減ったりかみ合わせがずれてきたりということはいずれ起こってきてしまうものです。

一般的に治療した歯の寿命は6年から10年程度ではないでしょうか。特に詰め物などは歯が擦り減ったことによって取れてしまうことが多々ありますよね。

治療した歯は基本的には再治療が必要となるということになります。しかし、歯も口腔環境も年々老化していき、治療数が多ければ多いほど歯も削られてしまいます。その結果抜歯が必要になるということさえあるので出来るだけ治療数を少なくすること、イコール治療した歯を長持ちさせる必要があるということになります。

治療した歯を長持ちさせるためには?

まずはむし歯と歯周病にならないように心がけます。むし歯や歯周病は歯石・歯垢・細菌によって引き起こされるのでこれらの口腔内環境をしっかりコントロールしむし歯や歯周病になりにくい口腔内環境を毎日のケアで作りましょう。

被せ物の治療箇所の場合は歯と被せ物の隙間をから細菌が感染し、炎症を起こしてむし歯や歯周病の原因となりますので、やさしくブラッシングし隙間に歯垢がたまらないように気をつけるようにしましょう。

まとめ

治療した歯は残念ですが、一生健康な状態であり続けることは出来ません。しかし、口腔内環境をよくすることで長持ちさせることは出来るのでしっかりとケアするようにしましょう。

また年を重ねるうちに口腔内もどんどん老化していき虫歯や歯周病になりやすくなっていきます。自分でしっかりと口腔ケアをしているつもりでもどうしてもケアしきれず磨き残しにより歯垢や歯石がたまってしまいますので、定期的に歯科医院で口腔ケアを行うことをおすすめいたします。

治療した歯をできるだけ長持ちさせるように努力して健康な歯をしっかりと保ちましょう!

当院ではブラッシングのアドバイスも行っておりますのでお気軽に口腔ケアについてもご相談ください。

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