歯医者の治療ってどうして時間がかかるの?

公開日: 

1534020303歯医者にこられる患者さんは何らかの口腔内の問題を解決するために来院されます。たとえば歯が痛い、詰め物が取れた、歯茎がはれてきたなどが原因です。そして1回目の治療を終えて「では来週の○日の○時にもう一度きてくださいね。」と伝えられます。そして多くの患者さんが思うことは「どうして一回の治療で治せないの?」という疑問です。

1回目の治療により詰め物の修復、虫歯の痛みや、歯茎の痛みは軽減されています。なのに次の治療の予約をしなくてはいけないのでしょう。この多くの患者さんが不思議に思うはてなをココでは説明していきます。

根本療法か対処療法か?歯科医師と患者さんのゴールの違いとは

患者さんはすぐにでも問題を解決してほしいと思い来院されます。そこで歯医者ではまずは患者さんが悩んでおられる問題を解決しようとします。たとえば詰め物が取れたのであれば付け直す、歯茎が腫れていたいのであれば痛み止め、抗生物質で炎症を一時的に抑えます。

ここで患者さんと歯医者による思いの食い違いが現れます。

患者さんは
「あぁ~痛みがましになったからもう大丈夫」
「詰め物は付け直してもらったから大丈夫」

歯科医師は
「痛みを抑えたから、次から痛くなった原因を根本から改善しよう」
「詰め物が取れた原因を判断し、しっかりと現在の口腔環境に合わせよう」

このように患者さんが大丈夫と思うところが歯科医師の治療のスタートになっていることが多いのです。

最終的な結果を知っている歯科医師と知らない患者さんとの違い

患者さんの中には痛みがなくなったということで次回の治療を受けない方もおられます。目先の問題が軽減されるとどうしても「もう大丈夫!」と思いがちです。しかし、それは現在口腔内で起こっている問題の結果が放っておくとどのような結果になるかを患者さんが知らないケースが多いのです。

1667065055たとえば被せ物を応急処置で付け直しただけではその場はしのげても歯の状態はドンドン悪くなってしまい、最終的には虫歯が進行し抜歯しなくてはならないことになります。また、歯茎の腫れも一時的に痛みを抑えても、腫れの原因となる歯垢の中の細菌を取り除かない限りすぐに再発してしまい、これを繰り返すうちに歯周組織は徐々に破壊されこちらも歯が抜けてしまうのです。

このように歯科医師は歯の問題を放置しておいた最悪の結果を知っています。そして患者さんの現在の状態がどのような結果になってしまうのかを判断しそうならないための治療プランを立て問題の原因を根本から改善し健康な口腔環境を取り戻すために通院が必要となるのです。

しかし、患者さんによっては、「今は時間がない!とりあえず痛みだけ、詰め物だけでも簡易的に改善したい!」と考え、時間があるときに根本的な治療に向かうという方もおられます。そのようなときは歯科医師にその旨を伝えると良いでしょう。

最後に

治療が1日にで終わることがなく、時間がかかる理由はご理解いただけたでしょうか。

歯医者は患者さんの現在の状態を応急処置するのがゴールではなく、良い口腔環境を取り戻させしっかりと健康な状態を保てることをゴールと定めています。

ですので、「もう大丈夫!」と自己判断せず、しっかりと治療を続けていただくことを強くおすすめします。治療を途中で止めてしまうと一時的に痛みや問題は解決できていても、今より悪い状態になってしまうこともあります。

しっかりと健康に毎日を過ごすためにも歯を長持ちさせる努力をするようにしましょう。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
健康通信一覧
PAGE TOP ↑